初節句の画像

日本には、女の子の桃の節句(3月3日)や、男の子の端午の節句(5月5日)に、家族や親戚を招きお祝いをする風習があります。

初節句祝いをくださった方を招いて、会食ができればそれがお返しとなるので、お返しの必要はないでしょう。会食を開くとき、お土産にお赤飯や柏餅を用意する方もいます。

また、現代は身内だけでお祝いをすることも多く、地域によっては食事会は開かないけれど、親戚やご近所さんに、お赤飯やちまきなどを内祝いにお配りするところもあるようですね。

遠方に住んでいる方や会食に来られない方から、初節句祝いをもらったら、今後のお付き合いもありますから、お返しを贈りお礼を伝えましょう。

お返し金額の相場は、もらった初節句祝いの1/3~半返しが目安となります。洗剤やタオルなどの日用品や、お菓子などをお返しするのもよいでしょう。

[colored_box color=”light‐red” corner=”sq”]

親から初節句祝いをもらったら

初節句のお祝いに、ご両親からひな人形や兜、こいのぼりなどをもらうことがあります。初節句祝いのお返しは、基本的に必要ないので甘えるのもよいですが、高額なお祝いなので、日頃の感謝を伝えるためにもお返しされてはどうでしょう。

親へのお返しは、自宅に招いたり食事に誘ったり、そして子供の記念になるようなお返しがおすすめです。金額にこだわらず、心が込もっているものならどんなものでも嬉しでしょう。
[/colored_box]

初節句祝いの料理

チラシ寿司の画像

■桃の節句の祝いの料理
以前は、赤飯や白酒、ねぎのなますやつみれ汁が定番のようでしたが、現代は、見た目が華やかで豪華にみえるちらし寿司を、桃の節句の祝い料理に出す家庭が増えています。チラシ寿司に入っている具は、子供が健康で幸せな人生を送れるように、縁起のよいものを使います。

エビ:腰が曲がるまで長く生きられますように
レンコン:将来の見通しがよい
豆:豆に働き仕事で成功しますように

子供の健やかな成長を願って、チラシ寿司でお祝いしましょう。

[line color=”gray” style=”dotted” width=”1″]
竹の子ご飯の画像
■端午の節句の祝い料理
端午の節句には、筍ご飯やちまき、赤飯、魚、柏餅が定番の料理です。

竹の子:元気にすくすく育ちますように。
よもぎ(柏餅):厄除けの効果あり。
鯛:めでたい
鰹:勝男にかけて縁起がよい。
ブリ:出世魚なので将来出世するように。

どんなことにも負けないように、強くたくましく育って欲しいと願いを込めて、端午の節供をお祝いしましょう。

[colored_box color=”light‐red” corner=”sq”]

初節句を祝う時期は、赤ちゃんが離乳食を始めたばかりの時期なので、子供も一緒に食べれるものを準備してあげるようにしましょう。
[/colored_box]