桃の節句や端午の節句のお祝い料理には、縁起のよい食材を取り入れたお料理で、子供の健やかな成長や、幸せな人生を願って、家族みんなでお祝いしましょう。

桃の節句・ひな祭りのおもてなし料理

ひなあられの画像

■ひなあられ
ひなあられに使われている色「桃色・緑・黄色・白」の4つの色は、日本の四季を表しています。子供が1年を通して健康で元気に成長し、そして幸せな人生であるようにと願いが込められています。

■菱餅(ひしもち)
菱餅には、「白・緑・ピンク」の3つの色が使われています。白い雪が溶け台地には緑の木々が芽吹き、そしてピンク色の花を咲かせるという意味があります。子供がすくすく育つようにという祈りが込められています。

■白酒
白酒は昔、花びらの香りが漂う桃花酒というお酒でしたが、ときがたつにつれ「白酒」に変わったようです。桃は長生きの象徴であり、白酒には厄除け効果があるといわれます。

■ちらし寿司
お寿司は豪華で祝い事にふさわしく、華やかに食卓を明るく飾ってくれます。ちらし寿司の具のエビには、腰が曲がっても元気でありますように、レンコンには将来の見通しがよい、豆にはコツコツ何事にも豆にという意味が込められています。

春の訪れを感じるちらし寿司は、ひな祭りの定番料理です。

端午の節句・こどもの日のおもてなし料理

ひなあられの画像

■たけのこ
たけのこの成長は早く、空に向かって真っすぐに伸びるため、子供達が素直にすくすく成長するようにという意味があります。

■鯛
祝事によく使われる鯛は、めでたい!といわれるように昔から縁起のよい食材です。鯛でも切身は、縁が切れるなど縁起が悪いので、お頭付きの鯛でお祝いするようにしましょう。

■鰹
鰹は勝男とかけ、昔から武士が好んで食べていた食材です。また、鰹夫婦節とも呼ばれており、夫婦仲良くいつまでも幸せでいられますようにと、結婚式などにも縁起がよく用いられる食材です。

■ブリ
ぶりは出世魚と呼ばれており、将来子供が出世するようにと願い、縁起がよい食材として使用されています。